RYOの山岳写真館
富良野岳 ２００６年７月２１日
７月２０日から２３日まで、北海道の上富良野に行って来ました。基本的に家族旅行なのですが、そのうち１日だけ、相棒と子どもを置き去りにして、山登りに行ってきました(私が登っている間、相棒と子どもは富良野のチーズ工房などを見学していたらしい)。大雪山系の南端に位置する富良野岳(1912m)です。登山口のある十勝岳温泉に泊まっていたので、宿の目の前が登山口という恵まれたコースでした。昨年は、同じパターンで雄阿寒岳登頂を目指したのですが、台風直下の暴風のため途中で引き返したのですが、今回はこのとおりの素晴らしい天気でした。
ただし、４日間の旅行の中で、山が晴れたのはこの日だけ、それも午後には曇ってしまいました。麓の上富良野では、だいたい晴れなのですが、目の前の山はいつも雲に隠れているのです。なかなか難しいものです。それだけに幸運でした。
この山の凄いところは、登り口の十勝岳温泉が森林限界の直下なのです。ホテルの周囲は針葉樹林ですが、裏の登山口からほんの数メートル登ると、いきなりハイマツ帯に突入します。視界のない樹林帯の登りはほとんどない。登山口の標高が1200m以上ありますから、山頂までの標高差は700m程度、登山道もよく整備されていて歩きやすく、天気さえ悪くなければ手軽な登山が楽しめます。