RYOの山岳写真館
羅臼岳(北海道・知床) ２００７年７月２７日その１
今年も家族３人で北海道に行き、途中１日だけ抜け出して羅臼岳に登ってきました。
朝バスで岩尾別温泉へ。岩尾別温泉着は9時14分、すぐに歩き始めて、羅臼平着が昼の12時ちょっと過ぎ。最初はここで引き返そうかと思っていたのですが、行っちゃえ！と山頂へ。しかしそこから先はペースが落ちて、羅臼岳山頂着が1時頃。この頃になると羅臼側からガスが登ってきたものの、まだまだ視界は充分。下界のウトロの港、知床連山の先の方、遙か国後島の山々も見えました。更に、もっと遠くにうっすらと見えたのは、多分択捉島の山でしょう。
しかし時間が厳しくなってきた(何しろバスは１日１往復しかありません)ので、山頂には数分いただけでただちに下山にかかり、羅臼平は休憩なしで通過、雪渓を猛スピードで下って、ヒグマの多発地帯とされるところまで下ったところで、ヒグマと会ってしまったのです。距離は、多分30〜40メートルというところでしょうか。あちらも登山道上にいたのですが、私より一瞬早く気付いたのでしょう。ものすごい勢いで、脱兎のごとく逃げ去って行きました。それほど大きくなく、多分人間よりは一回り二回り小さかったと思います。しかしすごいスピードでした。人間が走ったって絶対に追いつけっこない、と思いました。
某フォルクローレ関係者が羅臼岳でヒグマにあった話は聞いていましたが、まさか私も同じ体験をすることになるとは思ってもいませんでした。 岩尾別温泉の登山口に戻ってきたのは午後3時50分頃でした。 写真は羅臼岳への登山道の途中から知床連山を撮影したものです。(羅臼岳よりも東の山々です)